タッチラグビー競技規則

1.チームの編成

 1チーム14名、競技場内には6名入る。残りの8名は交代競技者とする。年齢や競技場の大きさに応じて変更することができる。競技者は随時何回交代してもよい。

2.競技時間

 原則として、前半20分、後半20分である。年齢等によって変更することがある。

3.競技の方法
1.トスまたはじゃんけんを行い、勝ったチームが攻撃側となり、競技場中央でタップして競技を開始する。
2.攻撃側はタップされたボールを拾い上げ、パスやランニングを組み合わせて相手側のゴールライン上、またはそれを越えたところへ「トライ」や「タッチダウン」をする。
  ◇トライ−ボールを相手側のゴールライン上、またはそれを越えたところへ「グランディング」すること。
  ◇タッチダウン−ボールを持って相手側のゴールラインを越えること。
3.タッチはボールを持った競技者の身体に軽くタッチし、レフリーが確認できるように「タッチ」とコールする。
  (タッチは最小限の力で行わなければならない)
4.タッチされた競技者は、その場でボールを両足の間から後ろへ転がす「ロールボール」で競技を再開する。
5.攻撃側は6回タッチされると攻守交代をし、守備側となる。
6.得点後は得点しなかったチームが競技場中央でタップして競技を再開する。
7.ハーフタイム後の再開のときは、サイドを交換し、前半開始時にタップを行わなかったチームがタップをする。
8.競技者はボールを持って走ったり、自分より相手側ゴールラインに対して後方にパスしたり、相手側のボールをインターセプトして攻撃したりできる。
9.ボールまたはボールを持っている競技者がサイドラインに触れるか越えた場合は相手側のボールとなる。
10.場所やレベルによってウォータタッチ、Wタッチ、ミニタッチなど状況に合わせたルールで行うことが望ましい。

4.主な反則と罰則
1.ボールを前方にパスした →10mの罰退
2.ボールを落とした →攻守交代
3.ボールを持っていない競技者をタッチしたり妨害した →10m罰退
4.ロールボールの際、ポイントオーバーした →10mの罰退
5.防御側がロールボールの際、その地点から5m以上後方に位置しないでプレイをした →10m罰退

5.勝敗の決定
1.トライまたはタッチダウンに1点の得点を与える。
2.競技時間終了時に得点の多いチームを勝ちとする。


簡単なルール

チーム編成とプレーヤーの交代
 @1チーム14名、競技場内には6名入ることができます。しかし残りの8名は、いつでも、何回でも交代できます。
 A人数は年令・レベル等に応じて変更することができます。

タップで始まるもの
 @試合の開始および再開
 Aペナルティ(危険および不正なプレー)
 Bオフサイド(5mおよび10mさがっていないでタッチに行った場合)
 Cフォワードパス(前方にパスをした場合)
 Dタッチ&パス(タッチされた後にパスをした場合)
 Eオフザマーク(タッチされた地点より前方でロールボールした場合)
 Fボランタリーロールボール(タッチされていないのにロールボールをしてしまった場合)
 Gレイトロールボール(プレーオンのコールを無視し味方を持った場合)
 Hオブストラクション(相手のプレーを妨害した場合)

ロールボールで始まるもの
 @シックスタッチ(6回タッチされた場合)
 Aボールトゥグランド(ボールを地面に落とした場合)
 Bハーフタッチ(ハーフが1度もパスしないでタッチされた場合)
 Cノット1mおよびノットボールコントロール(ロールボールのボールが1m以上ころがったり、ボールをコントロールできなかった場合)
 Dインコレクトロールボール(不正なロールボールをした場合)

レフリング
ルールにあまりこだわらず、エンジョイさせることが最大の目的です。
 @タッチとタッチダウンが同時の場合は「タッチ」、タッチとパスが同時の場合は「タッチ&パス」です。
 Aタッチが強かったり、突き飛ばしたり、また当たっていったりしたら必ず注意するかペナルティを取りましょう。
 Bオフサイドは、しっかりとりましょう。
 Cタッチ5と6は、表示とともに大きな声でコールしましょう。
 Dラインレフェリーとの連携をしっかりとりましょう。
 Eレフェリーへの暴言、暴力には、一時退場、グランド退場等強く対処しましょう。